［新型コロナワクチン］非常に残念なお知らせとお詫び

皆様、当クリニックの新型コロナウイルスワクチン予防接種事業にご理解とご協力いただきありがとうございます。

当クリニックは5月24日から、今日（6月30日）まで高齢者、基礎疾患を有する方を中心に、近隣の方々へ新型コロナワクチン予防接種を粛々とやって参りました。

初めの頃は、長くお待たせする場面もありご迷惑をおかけする場面もあったかと思いますが、日々検討を重ね、少しでもスムーズに接種いただけるように取り組んで参りました。
また当クリニックは、皆様のご協力おかげさまで、1回分のワクチン破棄を出さずにやって来れました。

当日のキャンセルが発生した場合でも、待機リストに登録いただいた方に前倒しで接種をお願いするなどの工夫を重ね、なんとか今日まで”ご予約と同じ数だけ発注したワクチン”を過不足なく使い切り、その時点で次回発注を行うという形で運用してまいりました。
また、当院は貴重なワクチン資源確保のため、予約数を超える発注を行うような余剰なワクチン発注はしておりませんでした。

これからもこの調子で”余剰発注を行わず、かつ、ワクチン破棄を発生させないよう”留意して、ワクチン接種を続け、7月末までに近隣の方のワクチン接種のほとんどを完了する予定をしておりました。

しかし、昨日（6月29日）の夕方、大阪府医師会を通じて緊急のメールが大阪市から届きました。
その内容は、「発注しているワクチンの1から3割を減じた分しか納品できない可能性がある」との通達でした。

全くの急転直下、なんの前触れもない連絡で、信じられない気持ちで一夜明けました。
そして、今日（6月30日）、改めて配送確定通知が届き、希望発注数の大幅減が確定しました。

当院が希望している（発注している）”予約登録数と同一数の発注分”が確保できないこととなり、今日、大変心苦しくも複数の方にお電話をしてお取りした予約を白紙、もしくは延期していただいたこと、本当に大変心苦しく思っております。
当院でのワクチン接種に期待を寄せて予定を調整してくださったのに、こんなことになってしまい、本当に情けなく、申し訳ない思いでいっぱいです。

明日（7月1日）以降も、上記のようなご予約の調整や延期のご相談をさせていただかないといけない可能性もあります。
また、今日にご予約のために直接来院された方に対し、新規のご予約をご案内できず、本当に申し訳ありません。
ネットからのコロナワクチン予約も一部開放したばかりで、すぐにクローズにさせていただくことになってしまい恐縮です。

我々も非常に落胆し、混乱し、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

大阪市の説明では、国からのワクチンの大阪市への供給分が分かり次第、また確かな情報をいただけるとのことですが、今後、しばらくの間、ワクチンの発注数（確保数）はかなり抑えたものになる見込みだそうです。（2回目の接種の方を優先して、新規の予約は控えるように通達をいただきました。）

地域クリニックとして、少しでも多くの方のお力になれるよう、ドクター・看護師・事務スタッフ、それこそ全スタッフが懸命に考え、試行錯誤しながらワクチン接種を行ってきたのですが、今回、このようなご報告をすることとなり、皆様の不安を募らせてしまうこととなり、大変恐縮しております。本当に申し訳ございません。

当クリニックとしては今後も、最大限、当クリニックでできることをさせていただく所存です。
状況が一刻一刻と変わる中で、なるべくタイムリーにありのままを皆様にご報告申し上げるよう、努力してまいりますので、何卒、ご理解いただけけましたら幸いです。

本件の詳細、ならびに今後の対応方法などにつきましては「新型コロナウイルスのワクチン接種について」でも記載しております。是非、ご参照ください。

やまもとよりそいクリニック