[新型コロナワクチン]接種停止ならびに予約延期の可能性について
皆様、日々、新型コロナウイルスのワクチン接種について、様々な情報が飛び交い、混乱されておられると思います。
我々も日々変化してゆく情報の中で、皆様と同じくひどく困惑しております。
先日のお知らせ(非常に残念なお知らせとお詫び)でもお伝えしたように、大阪市より個人クリニックへの新型コロナワクチンの供給が大幅に減らされるという通達がありました。
[新型コロナワクチン]非常に残念なお知らせとお詫び
皆様、当クリニックの新型コロナウイルスワクチン予防接種事業にご理解とご協力いただきありがとうございます。
当クリニックは5月24日から、今日(6月30日)まで高齢者、基礎疾患を有する方を中心に、近隣の方々へ新型コロナワクチン予防接種を粛々とやって参りました・・・
7月12日以降の予約分に対する延期指示
そして、本日(7月2日)、大阪市の松井市長より、「ファイザー社のワクチンの供給の見通しが立ってない」として、「集団接種や個別接種のうち、1回目の接種を7月12日から一時的に停止する」との発表がありました。
これに伴い、「各医療機関が7月12日以降で受け付けていた”1回目の接種の予約”については、8月以降に延期するよう」との指示が来ました。
以下にもありますように、この状況につきましては各種メディアでも報道されております。
大阪市 ワクチン1回目接種 12日から一時的に停止を発表
大阪市の松井市長は、ファイザーのワクチンの供給の見通しが立っていないとして、各区ごとに行っている集団接種や個別接種のうち、1回目の接種を今月12日から一時的に停止することを発表しました・・・
大阪市、予約済みの1回目接種停止の可能性 ワクチン不足で
新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、米ファイザー製が不足していることを受け、大阪市の松井一郎市長は1日、予約が済んでいる1回目の接種を近く停止する可能性があると表明した・・・
大阪市「ファイザー製ワクチンの1回目予約中止」へ モデルナ製は影響なし
大阪市の松井一郎市長は、ファイザー製ワクチンの供給量が追いついていないとして、近く各区の集団接種会場や個別接種での1回目の予約受け付けを一旦中止する方針を示しました・・・
当院の対応について
当院としましては、現時点で7月12日以降にご予約していただいている全ての方に接種していただきたいのは山々なのですが、現時点で”1回目のワクチン接種を受けていない方の、2回目分のワクチン確保が確約できない”状況になっております。
多くの方がご存知かと思いますが、新型コロナのワクチンは2回の接種が必要であり、ワクチン(ファイザー社 コミナティ)の特徴として、1回目と2回目の間隔は”3週間”が望ましく、それ以上の間隔が開くのは好ましくありません。
現状では、”1回目の接種が出来ても、2回目の接種が3週間後に出来ない”ということが起こり得る可能性があり、当院としてはそれは避けるよう死守したいと考えております。
そこで、泣く泣く、予約受付日の浅い方、遠方の方、若年の方などの一部の方には、すでに確約していたご予約を延期していただく可能性がございます。
上記に該当される方には、当院から個別にご連絡を取らせていただきたく存じます。
尚、日中はお問い合わせが非常に多く、お電話が繋がりにくい状態となっております。上記に該当される方につきましては前述のように当方よりご連絡させていただきますので、今しばらくお待ちいただくか、お問い合わせのページよりお問い合わせいただければと思います。
松井市長は「ワクチン供給の見通しが立ち、接種体制が整い次第再開したい。市民や医療従事者には、ご迷惑をおかけするが、理解いただきたい」と述べられました。
当院としましては、ワクチンの流通が安定し、1、2回目分のワクチン確保が確約した時点で、この度に延期させていただいた方を優先的に再度、ご予約登録させていただく予定をしております。
但し、状況は非常に流動的であり、もしかすると予約された方、全員に対してキャンセルとなる可能性も全くゼロではありません。
当院としましては、引き続き、望みを持って、国や大阪府、大阪市からの動向を待とうと思います。
新型コロナワクチン接種を希望される方、一人でも多くの方のお力になれるよう、また、貴重なワクチンを無駄にしないよう、当院の全スタッフが一丸となって取り組んでいたワクチン接種ですが、我々も予想できなかったワクチン供給減という急転直下の事態で、結果的にご迷惑をおかけすることとなってしまい、本当に心苦しく、悲しく、悔しい気持ちでいっぱいというのが本音です。
このような事態となってしまい、大変ご迷惑をおかけしてしまいますが、今後もできる限りのことを実践し、より、多くの方のお力になれるように努めてまいります。何卒、宜しくお願い致します。